#4 教育テクノ物語 【第2章】
【第2章】 お昼もテクノロジー活用しよう!「日々の食育を家庭へ。掃除をロボットへ。」
キーンコーンカーンコーン
A「よっしゃー!給食だー!ランチルーム行くぞ!」
B「Aくん落ち着いて!『まるげりカード』持っていってる?」
A「おっとあぶねー!忘れてたよ。これがないと食べられないからね!!サンキュー♪」
〈ランチルームにて〉
A「今日は腹減ってるからいっぱいたべたい!おばちゃん!大盛りで!」
B「僕は今日食欲ないから少なめでお願いします」
調理員さん「はーい。全部揃ったら、ここの台の上にのせて『まるげりカード』をかざしてくださいね。」
A「はいよ。」
ピローン♪
A「お!今日の摂取予定カロリーは700kcalか。昼休みたくさん動いて消費するぞー!」
B「僕は500kcalで注意マーク出ちゃった。体調良くなったらたくさん食べる!」
〈給食後〉
A「うえー。ピーマン全部食べられんやった。ごちそうさまでしたー。」
調理員さん「はーい!おぼんをここの台の上において、『まるげりカード』をかざしてくださいね。お家の人にデータ送りますね。」
ピローン♪
A「今日ピーマンを残したことが、母ちゃんのスマホに送られてしまった・・・。罰として今日の晩飯は肉詰めピーマン確定だな・・・」
〈昼休み〉
A「よっしゃー!昼休みー♪」
B「椅子上げた?」
A「おっとあぶねー。忘れてたぜ!また怒られるところだったぜ」
B「昼休みの間にルンバとブラーバで掃除してくれるなんて、うれしいねー♪」
A「掃除がない分、早く帰れるしな!ひゃっほーい♪」
【第2章 解説】
今の学校って、なんでも屋さんですよね。外国語教育、食育、プログラミング教育、キャリア教育・・・
正直、学校で請け負っている役割を、少しずつ家庭や地域に分散させていかないと苦しいなー、と思ってます。
そこで、「日々の食育を家庭に」なんてどうでしょう?
毎日給食時間に格闘していませんか?
残食が大量になったら「もったいない」と言われる。だからと言って、給食を全部無理やりにでも食べさせようとしても問題視され・・・
そこで、給食を食べることでわかるデータを保護者のスマホに送って共有し、食育を家庭にお願いしよう!という発想です。
共有するデータの例としては
・摂取した栄養素やカロリーなどの数値
・食後の画像
・よく食べ残す食材
・食事にかかった時間
こういったデータを保護者に毎日送信することで、好き嫌いがどれだけあるとか、摂取カロリーが適切かどうかの判断できるようになる。そうしたら、教師があーだこーだ言わなくても、おうちで話をしてくれるところも増えるのでは・・・?家庭の食育力もアップ♪
そして、肥満傾向にある子は、そのデータを病院と共有できて、普段の給食での食事制限の指導にも使えるという優れもの。
ついでに、給食を受け取ったり、データ送信したりするための「まるげりカード(仮)」は、給食費を払ってなかったら作動しないっていう仕組みにしちゃう。そうしたら、給食費の未納問題も解消するかも!(未納の時に給食食べられない子には少し酷だけど、社会の厳しさを教えるという意味で)
あとは、給食は外部委託してほしいなー。給食になったらみんな食堂にいって食べる。教師は職員室でゆっくり食べて、昼休みとりたいなー。給食時間ぐらいゆっくりしたい。
〈掃除〉
お掃除ロボットが掃除をしてくれるようになったら
〇埃まみれの中で掃除をして、アレルギー反応出る子どもが救われる
〇毎日掃除時間で使われる15~20分、早く子どもが下校するようになり、放課後の時間を授業準備等の時間に割り当てられる
学校の役割が減っていったら嬉しいなー。授業にかける時間を増やしたい!
次回、教育テクノ物語 〜一日の流れ編〜
お楽しみに!