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#21 理科では、「めあて」?それとも「問題」?

先日、鳴川教科調査官の話を聞く機会がありました。

 

話を聞くのは今回で2回目。

 

具体的な話と抽象的な話を往復して話してくださるので、とてもわかりやすかったです。

 

さて、今回からは、鳴川先生やその他の先生方が話した内容を自分なりにまとめていきたいと思います。(小出し&ショートで)

 

【理科では「めあて」?それとも「問題」?】

他の教科の授業では、よく「めあて」を提示しますよね?

でも、理科の研究授業などを、見に行くと「問題」と表記してあって、「むむ?」と感じたことはありませんか?(私はそういう時期がありました)

今回はそのことについて、鳴川先生が話題に出されました。

 

鳴川先生曰く、

理科の学習は問題解決の力をつけたいので、「問題」と「結論」があることが望ましい。(「問題」は、疑問形で)

 

さらに、その問題は、教師からのトップダウンではなく、子どもの「やってみたい!」が含まれていることが大事、とのこと。

 

 

・・・たしかに、問題解決の力を身に付けようとしているのに、「問題」がなく、「めあて」だけが提示されるのは違和感ありますね。

 

だからといって、「めあてがダメ」とは考えてないそうです。

 

 

 

会に参加していたある先生は

・何を解決するか、というのが「問題」

・それに対しての行動目標が「めあて」

というような位置付けで考えて、問題を解決するための道標的な役割をしている、ということを言われました。

 

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もちろん、この考え方もOKとのことでした。

 

 

また、それぞれの地域ごとに「めあて」や「問題」などの意味合いが違ったりするので、子どもが問題解決の力をつけられるよう工夫されていたらOKだそうです。

 

 

 

 

 

私は、鳴川先生が言われたように、理科は問題解決の力を身につける教科なので、これからも「問題」と「結論」がセットになるように授業を構成していきたいなぁと感じました。

 

(そして、みんな同じ「めあて」で、学習をするということに違和感を感じる今日この頃であります)

 

 

次回は「予想と仮説って何が違うの?」についてまとめます。(予定)