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#7 学級通信を使って保護者の方と繋がる

保護者の方とバリバリ楽しそうに話したり、密につながっているベテランの先生方を見て、いつもすごいなぁと思っています。

 

あんな風に、密に繋がるためには、どうしたらいいんだろう・・・

 

 

そんなときに、岩瀬直樹さんの「クラスづくりの極意」に出会いました。

 

 

クラスづくりの極意―ぼくら、先生なしでも大丈夫だよ

クラスづくりの極意―ぼくら、先生なしでも大丈夫だよ

 

  

保護者の方々との信頼関係を築く方法がいくつも紹介されていて「なるほどー!」と思いました。目からうろこが出る出る。

 

でも、いきなり全部できるわけもなく、とりあえず今の自分にできそうだったのは「週に1回の学級通信」かなー、と思っていたら

 

 

たまたま、昨年の学年主任の

「私、毎週通信で保護者とやりとりしてるわよ」

という情報をゲットすることができました。

 

 

アンテナを立てておくと、身近な実践者に出会えるもんだなぁと感動しました。

 

今年度は、その学年主任がされていた実践をそのままさせていただきました。

 

 

 

【やり方】

1.通信を綴じるファイルを作る

→私は、A3サイズの画用紙に穴をあけて、通信を綴じれるように金属の綴じるやつ(ファスナーっていうの?)をつけてやりました。通信はA4発行なので、画用紙を半分に折りたたんで持ち帰りができる。

 

2.提出場所を作る

提出場所を固定し、「親からのコメントある人」、「サインの人」、「学校で保管する人」の3つを準備しておいたら、流れがスムーズです。

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3.通信を作成する。そのときに、一番下に「コメント欄」をつくる。

 

4.図のように、「月曜発行→やりとり→学校保管→月曜発行・・・」を繰り返す

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①毎週月曜に通信発行します。子供は通信をファイルに綴じて持って帰ります。

 

②月曜日にお家の人が通信をみて、コメント欄にコメントorサインを書いてもらいます。

 

③火曜日ぐらいに子供がそれを学校に持ってきて、提出場所にいれます。(コメントがある人は「コメント」のところへ、サインの人は「サイン」のところへ提出)

 

④火曜〜水曜に、保護者のコメントに対して、赤ペンでコメントを書き、それをさらに子供に返します。(赤ペンコメントを親に見てもらうため)

 

⑤赤ペンコメントを見てもらったら、木曜日あたりに子供が通信ファイルを持ってきて、提出場所の「保管」に置きます。

 

⑥次の月曜日になったら、また通信が発行されるので、「保管」にあるファイルを子供に配って通信を綴じさせて、持って帰らせます。

 

※コメントは強制ではないので、書きたい方が書きます。書かない人は、できればサインを書いてもらって学校保管。(もちろんサインなしもOK)というスタンスでやっていました。

 

 

 

1年間続けてみて…

【よかったところ】

・週に1回学級の様子が伝えられることに喜ぶ保護者の方が多く、たくさん感謝の言葉をいただけて嬉しくなった。

・おうちでの子供の様子が知れたり、悩んでいることを伝えてくれたりする保護者の方もいて、日々の指導に生かすことができた。

・コメントを下さる保護者の方々とは、これまでよりも密に繋がることができた、ような気がする

 

【改善したいところ】

・通信ファイルを無くしてしまった子をそのままにしていたので、そこの家庭に通信が行き届いていたのかが不明なまま終わってしまった。すぐに気づいて準備すればよかった。

 

 

 

 

毎週通信って、最初は大変そうと思ったけど、やっていくうちに慣れていきました。

 

不定期で通信を出している頃は、「何の記事を書こうかな」と終わった出来事を振り返りながら書くので、時間がかかっていました。

 

でも、毎週月曜日発行にすると、「今週は何のこと書こうかな?」と、来週発行の通信をイメージしながら1週間を過ごすようになるので、通信に載せられそうな活動のときに写真を撮ったり、GTの話をメモしたりして、取材しながら日々の学習を進めることができ、通信づくりの時間も短縮できました。

 

来年度も週に1回の通信頑張ります!